今回は Tyrell のミニベロフレーム CSI をリペアペイントさせていただきました。

TyrellのCSIはすこし変わった形状のミニベロフレームです。
イエローカラーの部分の素材はアルミで、リヤ三角ブラックカラー部分の素材はカーボンで作られています。






リペアペイント作業工程
パテ埋め
まずはフレーム全体を洗浄してから傷回りに600~800番のサンドペーパーで足付け作業をします。
ヘッドチューブとシートクランプ痕の部分はパテ埋めをせず、粗目のサンドペーパーで剥離している塗装を少し広めに削り取ってしまいます。


その他の傷は下処理をしてからパテを盛って成形します。



続いて傷回りをマスキングしてからプライマーとサーフェイサーを塗装します。

ヘッドチューブとシートクランプ痕の部分には濃いめのサーフェイサーを塗装します。
塗装
塗装したサーフェイサー部分をサンドペーパーで研いで均したらカラーの塗装に入ります。
今回塗装するイエローは隠蔽力の低いカラーなので、調色したイエローにホワイトを混ぜたものを下塗りとして先に塗装します。
この下塗りを行わないとサーフェイサーを塗装した部分が透けてしまい、かなり厚塗りをしないとダメになります。
トップチューブのロゴ部分は最初にイエローで塗装してしまいます。
塗装する範囲が広がるとロゴの修復が難しくなるので、なるべく範囲が広がらないようにしながらイエローをボカシ塗装します。
イエローの塗料が硬化したらロゴの文字をブラックで塗装します。
今回のロゴは傷で欠けてしまった部分が少ないので、マスキングテープをクラフトナイフで文字の形にカットしてロゴ修復用のマスキングシールを制作しました。
その他の部位は下塗りをした後にイエローをボカシ塗装して、続けてトップクリヤーを塗装すればリペアペイント完成です。





