PINARELLO DOGMA F10 補修塗装

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今回は「PINARELLO DOGMA F10」を補修塗装いたしました。

「ダウンチューブ左側面の一部剥がれてしまった塗装をロゴを含めて補修してほしい」とのご依頼でした。


お客様からフレームをお預かりしてキズの状態を確認します。

キズの場所は、ヘッドチューブに近いダウンチューブ左側面にあるDOGMAの「D」の文字です。

キズの状態は、フレーム素材のカーボンから綺麗に塗膜が割れて剥がれてしまっていました。

範囲は広くは無いですが、綺麗に剥がれてしまっている分、キズと無事な部分の境目に塗膜分の段差が出来ています。

こういったキズの場合、剥がれ際の塗膜が浮いてしまっている事が多いのですが、今回はそういった事がないので塗装範囲を狭くできそうです。


作業開始

まず最初にキズ周りを洗ってから乾かし、さらにシリコンオフでふき取り、汚れや油分を除去します。

洗浄が終わったらキズ部分の段差を埋めるためにパテを盛ります。

パテは一度に分厚く盛ることはせず薄めに盛って、硬化したらサンドペーパーで削って成形を数回繰り返します。

なるべく塗装する範囲を「D」の文字内で済ませたいため、範囲が広がらないように気を付けて成形していきます。

キズの段差が埋まり成形が出来たら塗装に入ります。

いくつか塗装順番や方法を考えたのですが、今回はマスキングテープとエアブラシを使用して「G」の文字から塗装することにしました。

一部が欠けていたとはいえ、「D」の文字はほぼ判別できる状態だったので、文字の縁に沿って周りをマスキングテープで貼っていきます。

予め「D」の文字に使用されているカラーに調色した塗料をエアブラシで吹き付けていきます。

文字を塗装したら次の工程までに数日間の時間を空けて、完全に塗料を硬化させます。

ここで作業を急ぐと、次の工程で使用したマスキングテープを剥がした時にテープ跡が残ってしまいます。

十分に時間を空けて塗料が硬化したら、塗装した「G」の文字をマスキングして、文字周りのマットブラックをボカシ塗装して完成です。