前回のDE ROSA TEAM リペアペイント1の続きになります。
リペアペイント作業工程
ダウンチューブ ロゴ
ダウンチューブのロゴ周りの傷を補修します。
ダウンチューブ右側のSとAの間に少し深めの傷が数か所あります。
その他にも薄い傷が数か所あり、それら全て補修します。


ダウンチューブの一番目立つ傷はA文字横の傷です。
まずは脱脂洗浄をしてから傷の下処理をしていきます。
素材のアルミが見えるくらいの深い傷ですが傷自体のサイズは小さいので、足付け処理が出来たらパテを盛って成形します。


パテ成形後にサーフェイサーを塗装してから下塗りをして調色したレッドカラーを塗装します。
塗装したカラーが硬化したらマスキングで文字の黒枠部分を塗装します。
他の文字についた傷も同じようにした処理をしてから調色したホワイトを塗装します。
最後にマスキングを剥がしてクリヤーを塗装して補修完了です。


シートクランプ跡
続いてシートクランプ跡を補修します。


通常、シートクランプを取り付けている状態では気にならない跡ですが、あまり酷いとペリペリと見える部分まで塗装の剥離が進行してしまうことがるので注意です。
今回の補修部位は締め付けたことによって塗膜が剥離して浮いている部分と、浮いた塗装が完全に剥がれてしまっている部分がありました。
まずは浮いてしまっている部分などを全て削り取ってしまいます。
塗装はサーフェイサーの次に塗装したレッドのカラーとの間で起こっていました。
サーフェイサー自体は強力に密着していたので、基本的にサーフェイサーは残して削りました。
剥離部分を除去できたらシートステーのレッド部分にマスキングをしてサーフェイサーを塗装します。
サーフェイサー塗装後に少し傷が残っていたので、パテで埋めてからホワイトを塗装します。
続いて一部消えてしまったブラックのグラデーション部分を復元してからクリヤーを塗装してリペアペイント完了です。


チェーンステー文字
最後にシートステーにある文字のリペアペイントです。
まずは他の傷と同じように洗浄と傷の下処理をしてからパテを盛って成形します。
パテで傷が埋まったらサーフェイサーを塗装して下地を作ります。
下地が出来たらマスキングをします慎重にマスキングして塗装に入ります。
複雑な形状の文字にマスキングした上にレッドとホワイトの2色を塗装するので難易度高めのリペアになります。
最後にクリヤーを塗装してリペアペイント完了です。

その他のリペアペイント





今回は写真に撮っていない小さな傷や塗装エラーを含めると多数の部位のリペアをさせていただきました。