DE ROSA TEAM リペアペイント1

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今回はDE ROSA の TEAM をリペアペイントさせていただきました。

おそらく約15年ほど前のアルミモデルのロードバイクです。

DE ROSA TEAM
お預かりした時の状態

今回、リペアする傷の一つ一つは小さいのですが、フレーム全体に散らばっています。

使用するカラーは少ないのですが、ロゴ自体やロゴ近くにも複数の傷があります。

かなりの量の傷ですが、実際には上記の箇所よりさらに多くの傷や塗装エラーを補修させていただきました。

傷のリペア以外のオーナー様のご注文は、フォークエンド部分をブラックからフレームと同色のレッドへのカラーチェンジと、BBシェル下部にある彫り込まれたDE ROSA文字が白く塗装されているものをレッドのままにしたいとの事でした。


リペアペイント作業工程

調色

今回のリペアペイントで調色するカラーは3色になります。

メインカラーのレッドとホワイト、それに加えてダウンチューブロゴのホワイトになります。

ロゴのホワイトはメインカラーのホワイトと同じカラーに見えて、実際は少し黄黒い別カラーになっています。

まずはメインカラーとロゴカラーのホワイトを調色します。

原色のホワイトにブラック・イエロー・グリーンを少しずつ加えていき、目的のカラーに近づけていきます。

ホワイトの2色は、それほど難しい調色ではありませんが、問題はレッドの調色になります。

このフレームに使用されているようなレッドは隠蔽力が弱く、下に塗装されているカラーの影響を強く受けて色が明るくなったり暗くなったりしてしまいます。

調色する場合は、その点を注意して調色しなければなりません。

調色中

調色が完了したら補修作業を進めていきます。

今回は補修部位が多いので、いくつかの部位の補修工程をご紹介します。


BBシェル

まずはBBシェル下部の補修工程です。

ご依頼では DE ROSA の文字カラーの変更だけだったのですが、ワイヤーガイドを取り付けるネジ穴周りの腐食が判明したため、少し大きめにリペアペイントする事になりました。

少し剥離して腐食を確認

↑の写真はネジ穴周りの塗装が細かく波打っていたので少し剥離して腐食の状態を確認した所になります。

それ程深く腐食していませんが、少し範囲は広いようでした。

腐食を除去中

↑の写真では腐食部分を取り切れていないので、もう少し広範囲に剥離しました。

掘られた文字の白い塗料は軽くシンナーで拭き取るだけで除去できました。

サーフェイサー塗装

腐食部分を綺麗に取り除いた後はプライマーとサーフェイサーを塗装します。

1度目のサーフェイサーを塗装後に小さな凹みなどをパテで成形して、再度サーフェイサーを塗装して下地を完成させます。

BBシェル周りリペアペイント完了

下地が出来たらカラーの塗装に入ります。

この部分に塗装するレッドのカラーは、サーフェイサーの上に直接塗装してしまうと隠蔽力が弱いため、元のカラーとサーフェイサーのカラーの違いがくっきりと出てきてしまいます。

なので、下塗りとして少し暗めのピンクを調色してボカシ塗装してからメインのレッドを塗装して元のカラーに馴染ませます。

最後にクリヤーを塗装してBBシェル周りのリペアペイントが完了となります。


フォーク

続いてフォークの傷とエンド部分のカラーチェンジ作業です。

クイックのナットが接触する部分が剥離してしまっているので、ブラックに塗装されている部分は全て取り除いてしまいます。

フォークエンド剥離完了

ブラックとホワイトの境目部分でホワイトの塗膜が剥離している部分があったので、その他のフォークの傷と合わせてパテ埋めまでは済ませておきます。

エンド部分の剥離が終わったらクイックナットが接触する部分をマスキングしてから、傷とエンド部分にプライマーとサーフェイサーを塗装して下地を作ります。

下地ができたらホワイトに塗装する部分を全てマスキングしてからフレームのカラーと同じレッドを塗装します。

レッドの塗装が硬化したら今度はレッド部分をマスキングしてホワイトを塗装します。

ホワイト部分を塗装したらレッド部分のマスキングを剥がして全体にクリヤーを塗装してフォークのリペアペイントは完了です。

フォークのリペアペイントとエンドのカラーチェンジ完了

今回はリペア箇所が多いので、記事を2回に分けさせていただきます。